解決済み

30分足チャートと1時間足チャートのEA結合について

EAつくーる
希望の星チャート
2025/09/04 09:21
42

1時間足EAのみでは取引回数が比較的少ないため、
30分足で作ったEAと1時間足で作ったEAを合体させることができれば、取引回数が豊富になり、ページに表示されるグラフやデータの見栄えも良いEAが出品できると考えています。

しかし、何度か試しているのですが、
30分足チャート表示で「Symbol(), 0」指定して作成したEAを、
1時間足チャートに切り替えて「Symbol(), PERIOD_M30」を指定して
全ティックテストをすると、テスト結果が大きく変わってしまうのです。

30分足チャート表示で全ティックテストした結果を
1時間足チャートに切り替えても同じ全テスト結果を出す方法はあるのでしょうか?

コメント

希望の星チャート
2025/09/05 11:49

30分足チャート表示全ティックテスト  ポジション数1 取引回数100 収益100000
1時間足チャート表示全ティックテスト  ポジション数1 取引回数100 収益100000

取引回数が豊富なEAにしたいので、

2つのEAを1つに結合して全ティックテスト ポジション数2 取引回数200 収益200000

という状態にできればしたいのです。1時間足チャートにまとめるのではなく、
や30分チャート表示や1分チャート表示の方ならできるということはあるでしょうか?
よろしくお願いいたします。

GogoJungle
2025/09/09 15:07

ご質問は、「30分足で作ったEA(または30分足の条件)と1時間足のEA(条件)を"合体"させたいが、テスターの時間足を切り替えると結果が変わる。30分足での全ティック結果を、1時間足に切り替えても同じにできるか?」という内容ですね。


まず結論

  • 同一ロジックを"時間足を切り替えても完全に同一結果"にするのは困難です。MT4/MT5のテスターは、選択した時間足のバー系列からティックを生成するため、時間足を切り替えるとティックの到来順序・高値安値の到達タイミングが変わり、SL/TP・トレーリング・「計算位置:0本前」の条件評価がズレます。
  • ただし、結果の差を最小化し、実質同等にする手順はあります(下記の「A. 同じ結果に近づける設定」)。
  • 30分足と1時間足を"合体" させたい場合は、EAつくーるの「取引条件」で時間足を明示的に指定し、マルチタイムフレーム(MTF)ロジックとして1つのEAに組み込むのが安全です(下記の「B. 結合ロジックの作り方」)。

A. 「同じ結果」に近づけるための設定(再現性重視)

  1. 時間足を固定して参照する

    • 取引条件の各項目で 「時間足:30分足」 を明示設定します(ローソク足、RSI、移動平均線など、参照する全項目)。
    • 「オプション」→取引時間足制限30分足を選びます。これでH1チャートに載せても、30分足以外では取引ロジックが動きません
  2. 確定足で判定する

    • クロス系の判定は 「計算位置:1本前」 にします。 「0本前(形成中の足)」は時間足やティック生成の違いで判定がブレます
  3. 始値だけでエントリーに統一

    • 「オプション」→始値でのみエントリーを有効化(出来高はデフォルトのままで可)。これでバー内のティック順序の違いの影響を極小化できます。
    • 併せて 「一本当たりのエントリー回数制限」 を有効化し、同一バー内の多重エントリーを防ぎます。
  4. SL/TP/トレーリングの"バー内発動"を避ける

    • 可能ならSL/TPを0にして、決済は条件ベース(例:逆シグナル、建値ストップ、指定時刻決済など)に寄せるとティック差の影響が減ります。
    • どうしてもSL/TPを使う場合は値幅を大きめにし、微細な違いで触れないようにします。
  5. バックテストの時間足は"最小参照足"に合わせる

    • テスターは30分足で実行します(モデルはMT5なら「毎ティック(リアルティック)」が最も再現性高)。
    • H1に切り替えて同一結果を要求するのは原理的に難しいため、 “参照する中で最も小さい時間足(ここではM30)に統一” がセオリーです。

> 補足のチェックポイント
>
> * 「最大スプレッド制限」が厳しすぎませんか?時間帯で充足/不充足が変わり、時間足切替で結果差の一因になります。
> * 「0本前」を多用していませんか?→「1本前」に直すと安定します。
> * 「トレーリングストップ」「ピラミッディング/ナンピン」とSL/TPを併用していませんか?→挙動が複雑化し、時間足差で結果がずれやすくなります。


B. 30分足と1時間足を"結合"するロジックの作り方(EAつくーるのみで可)

方針:1つのEA内で、シグナルは30分足上位トレンド判定は1時間足のように各条件の「時間足」を明示指定します。以下は例です。

基本項目

  • ロット数: 任意(例:0.10)
  • 損切り: 0(※ナンピンやロジック主導の決済を使う場合は0推奨)
  • 利食い: 0(同上)
  • スリッページ: 任意(約定重視なら大きめ)

オプション

  • 取引時間足制限: 30分足(最小参照足に合わせる)
  • 始値でのみエントリー: 有効
  • 一本当たりのエントリー回数制限: 有効
  • (必要に応じて)最大スプレッド制限: 適切な値に

取引条件(例)

  • 買いエントリー

    • 30分足RSIの押し目+1時間足EMAで上昇トレンドを確認
RSI(計算期間:14, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:30分足) <= 数値(値:30)
AND
移動平均線(計算期間:5, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:1時間足)
>
移動平均線(計算期間:25, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:1時間足)
↓
買いエントリー
  • 売りエントリー

    • 30分足RSIの戻り+1時間足EMAで下降トレンドを確認
RSI(計算期間:14, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:30分足) >= 数値(値:70)
AND
移動平均線(計算期間:5, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:1時間足)
<
移動平均線(計算期間:25, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:1時間足)
↓
売りエントリー
  • 決済(例):逆シグナルで手仕舞い(確定足でブレにくい)
移動平均線(計算期間:5, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:30分足)
<
移動平均線(計算期間:25, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:30分足)
↓
買いポジション決済

移動平均線(計算期間:5, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:30分足)
>
移動平均線(計算期間:25, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前, 時間足:30分足)
↓
売りポジション決済

> 想定される設定ミスはありませんか?
>
> * **各条件の「時間足」が未指定(チャート足=0本前扱い)**になっていませんか?→必ず「30分足/1時間足」を明示してください。
> * 計算位置が0本前のままでは?→1本前に変更。
> * 取引時間足制限を未設定でH1に載せていませんか?→30分足に制限すると安定します。


どうしてもH1テスト画面で"同一結果"を見せたい場合の代替案

  • H1チャートで"表示"しつつ、実処理はM30固定にするのが現実的です。

    • オプションで取引時間足制限:M30、条件は時間足を明示指定
    • バックテストはM30で実行した結果を採用(H1に切り替えると内部ティック生成が変わるため完全一致は望めません)。
  • プロモーション上は「上位足フィルターにH1を活用」「M30の機動力×H1の方向性」などMTFの意義を説明すると、ページの見栄え・説得力は十分確保できます。


まとめ

  • 時間足切替で結果が変わるのはテスターのティック生成仕様による必然です。
  • EAつくーるでは各条件に"時間足を明示"し、最小参照足(M30)に統一始値のみ+1本前参照再現性が高いEAになります。
  • 30分足と1時間足は1つのEA内でMTFロジックとして安全に"結合"可能です。以上の手順で作成すれば、実運用・見栄えの両立ができます。
希望の星チャート
2025/09/09 17:12

ありがとうございます!良いEAができそうです。参考にさせて頂きます。
今後もよろしくお願いいたします。

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