「2本前の5分足の安値」と「5本前の日足の安値」の差が±5.5pips以内なら買いエントリー、というご要望ですね。EAつくーるの機能だけで実現可能です。

設定方法（ロジック）

差が±5.5pips以内、は「片側5.5pipsの許容帯に収まっている」という 2つの不等式 に分解します。

1. 5分足の安値 ≥ 日足の安値 − 5.5pips
2. 5分足の安値 ≤ 日足の安値 ＋ 5.5pips

EAつくーるの「取引条件」で、左辺・右辺にそれぞれ単一の項目を置き、日足側に補正値（±5.5）を付けて表現します。

取引条件（買いエントリー）

ローソク足（時間足:5分足, 適用価格:安値, 計算位置:2本前） >= 
  ローソク足（時間足:日足, 適用価格:安値, 計算位置:5本前, 補正値:-5.5）

AND

ローソク足（時間足:5分足, 適用価格:安値, 計算位置:2本前） <= 
  ローソク足（時間足:日足, 適用価格:安値, 計算位置:5本前, 補正値:+5.5）
↓
買いエントリー

• ポイント

  • 「ローソク足」は単一バーの値を参照できます。

    • 5分足2本前の安値 → 時間足:5分足 / 適用価格:安値 / 計算位置:2本前
    • 日足5本前の安値 → 時間足:日足 / 適用価格:安値 / 計算位置:5本前

  • 補正値はpipsで指定します（例: -5.5 / +5.5）。これにより「±5.5pipsの範囲内」を、2本の不等式で表現できます。

  • 差分の「絶対値比較」は直接はできないため、上記のように上下の帯で挟み込む形にします。

こうなっていませんか？（よくある設定ミス）

• 両辺に2つ以上の項目を置こうとしている

  • 例：「5分足安値」と「日足安値」を右辺で引き算する、などの加減乗除の組み合わせは不可です。必ず単項目＋補正値で表現してください。

• 計算位置の指定違い

  • 計算位置:0本前が現在の足です。ご要件は2本前（5分足）と5本前（日足）なので、数値をお間違えなく。

• 補正値の符号

  • 「−5.5」と「＋5.5」を逆にすると、帯の向きが崩れます。上の例の通り、下側比較には「−5.5」、上側比較には「＋5.5」を使います。

基本項目の例

• ロット数：任意
• 損切り・利食い：任意（ナンピン等の同時利用は0を推奨）
• スリッページ：任意（約定重視なら大きめ）

必要に応じて「最大スプレッド制限」「連続エントリー制限」などのオプションも併用してください。

補足

• 5分足チャートにEAを適用していても、条件内で日足を参照できます（マルチタイムフレームOK）。
• MT5版をコンパイルする場合は、ファイル → データフォルダを開く → MQL5 → Include → Tkool に Tkool.mqh があるかをご確認ください