作成事例①をテストしましたが?

2025/09/16 11:23
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作成事例①をつくりバックテストをしました
チャートにポジション表示がなく、グラフもマイナス一直線ですがこれであってますでしょうか?
ポジションを見てみると買い、売りが逆のように思うのですが

作成事例①.zip

コメント

GogoJungle
2025/09/18 20:13

いつもお世話になっております。

まず、現在の設定で起きやすい挙動

  • ドテン機能が有効StopAndReverse=true(=ドテン)になっています。これは、反対方向のエントリー条件を満たした瞬間に保有ポジションを成行で決済→即座に反対ポジションを建てる挙動です。利確・損切りが0のままなので、決済はほぼドテンだけで発生します。
  • SL/TP なしStopLoss=0 / TakeProfit=0 のため、スプレッド(+手数料)がある環境では、同一足内でドテンが頻発するとコストだけが積み上がって損益グラフが「ゆるい右下がりの直線」になりやすいです。矢印が重なってチャートのエントリー表示が見えにくくなることもあります。
  • 作成事例①のMAクロス系ロジック(推測):添付ではMAパラメータが複数入っており(例:短期10・長期20らしき指定)、クロス判定の「1本前に下回り→現在で上回り」のような向きの指定を誤ると、売買が逆に見える典型例になります。ma*_tf7_* が計算位置(0/1本前)相当の指定に見え、..._3 では ma1_tf7_3=02「02」 の表記が混在しており、環境によっては意図しない解釈を招く可能性があります。

> こうなっていませんか?
>
> * ドテンONのまま、買い条件と売り条件が同時や短時間に交互成立同一足内で連続反転 → スプレッド負けでグラフが直線的に下がる
> * クロスの向き指定(1本前と現在の大小関係)が逆 →「買いのつもりが売り」に見える
> * 矢印がほぼ同位置で連続表示され、チャート上は見えにくい


改善のための設定方法(EAつくーるの画面に沿って)

1) 「基本項目」

  • ロット数:任意(例:0.1)
  • 損切り/利食い:ドテン主体なら「0」のままでも動きますが、検証を安定させるために暫定でSL/TPを少し入れるのがおすすめ(例:SL=100, TP=100)。
    ドテンだけだと条件の“揺れ”で反転が多発しやすく、結果が見えづらくなります。
  • スリッページ:3(添付のまま)

2) 「オプション」

  • ドテン機能:一旦 OFF にして挙動確認するのが近道です。
    → 「決済条件」を明示して、“決済してから次の同方向/逆方向に入る”流れにすると、グラフや矢印の確認がしやすくなります。
    どうしてもドテンを使う場合は、以下も併用してください。

    • 一本当たりのエントリー回数制限:ON(1回
    • 連続エントリー制限:ON(ローソク足で指定:1~3本
    • 始値でのみエントリー:ON(テスト時は出来高=大きめに)
      これで同一足内の反転連打を抑制できます。
  • 最大スプレッド制限:ON(例:20 pipsから始め、実ブローカーに合わせて調整)
    スプレッド悪化時の無駄約定を抑えられます。

  • そのほかのオプション(ナンピン/ピラミッディング等)はすべてOFFのままでOK。

3) 「取引条件」(MAゴールデンクロス/デッドクロスの“向き”を明示)

> ※「1本前の位置関係」と「現在の位置関係」をセットで書くのがコツです。これで“向き”がはっきりし、売買逆転の取り違いを防げます。

移動平均線(計算期間:10, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前) < 移動平均線(計算期間:20, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前)
AND
移動平均線(計算期間:10, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前) > 移動平均線(計算期間:20, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前)
↓
買いエントリー

OR

移動平均線(計算期間:10, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前) > 移動平均線(計算期間:20, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前)
AND
移動平均線(計算期間:10, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前) < 移動平均線(計算期間:20, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前)
↓
売りエントリー
  • ポイント

    • 「計算位置」を1本前0本前で組み合わせることで、クロスの“向き”が固定され、買い/売りの取り違いがなくなります。
    • 「補正値」は使わない(誤符号で逆転しやすい)
    • まずはドテンOFF決済条件を別途作る(例:逆クロスで決済、またはSL/TPで決済)。
    • その後、挙動が確認できたらドテンONに戻し、上記のエントリー回数制限連続エントリー制限を併用して最終調整。

よくある“売買が逆”の原因チェックリスト

  1. クロスの向きの書き方が逆(上記の2段組を採用して修正)
  2. 計算位置の取り違え(両方0本前だと「単なる上下」で、クロスの向きが表現されない)
  3. 補正値の符号ミス(+/-で逆転して見える)
  4. ドテンONで同一足反転(結果として売り買いが“逆に見える”)
  5. (MT5の場合)ティックモードの違いで同一足に複数回条件成立 → 反転多発

添付設定に対しての具体的アドバイス

  • StopAndReverse=true一旦 false に変更して挙動確認 → 問題が解消するかをまず切り分け。

  • StopLoss/TakeProfit一時的に導入(例:100/100)し、ドテン以外の決済でもグラフの形状を確認。

  • MAクロスは上記の「1本前+現在」の2段組に組み替え。

  • エントリーの連打対策として

    • 一本当たりのエントリー回数制限:ON(1)
    • 連続エントリー制限:ON(1~3本)
    • 始値でのみエントリー:ON
    • 最大スプレッド制限:ON(例:20)
      を推奨。

参考(表示が見えない/少ないとき)

  • MT4/MT5のストラテジーテスターで「可視化(ビジュアルモード)」をONにすると、エントリー矢印が重なっていても確認しやすくなります。
  • また、「一本当たりのエントリー回数制限」を入れると矢印の重なり自体が減ります。

もしMT5でコンパイルエラーが出る場合

  • 「Tkool.mqh」ファイル → データフォルダを開く → MQL5 → Include → Tkool 内にあるかをご確認ください。
    Web版EAつくーるの「MT5 EA作成」横の「Includeファイル」からダウンロードできます。

以上の手順で、

  1. 売買の向きの明確化(1本前+現在)
  2. ドテンONの連打対策
  3. 一時的なSL/TP導入で挙動の見える化
    を行うと、チャート表示・損益グラフともに「意図どおり」に近づくはずです。

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