解決済み

エントリーから取引までの時間制限

EAつくーる
はやうち太郎
2025/09/26 20:50
28

ろうそく足ができて何秒以内にしかエントリーしないという条件は作れますか?例えば30分足で取引するとして、18時00分00秒にろうそく足ができて5秒以内にエントリー条件を満足しなかったらエントリーしない。18時30分00秒になったらまた5秒以内にエントリー条件を満足しなかったらエントリーしないといった具合に30分ごとに5秒だけエントリーチャンスがあるような条件を教えてください。

コメント

GogoJungle
2025/09/30 09:50

「各30分足の始値から5秒以内に条件を満たさなければ、その足ではエントリーしない」というご質問ですね。

結論からお伝えすると、EAつくーる単体では「足の始値から5秒以内」という"秒単位の時間窓"を厳密に指定する機能はありません(時刻指定は分単位まで)。
ただし次の2通りでニーズに近い動きは実現できます。


① EAつくーるの機能だけで"ほぼ同等"にする(おすすめ)

始値でのみエントリー」オプションを使い、30分足の最初のティック(= 実質的に"数秒以内")でしか注文が出ないようにします。5秒という厳密さはありませんが、狙いはほぼ達成できます。

設定方法

基本項目

  • ロット数:任意
  • 損切り/利食い:任意(ナンピンやピラミッディングを使わない場合は通常通りでOK)
  • スリッページ:任意

オプション

  • 取引時間足制限:時間足 → M30

  • 始値でのみエントリー:チェック → 出来高:5(ブローカーによっては1〜10程度で調整)

    • ここが「足の最初のごく短い時間のみ判定する」ための肝です。
  • 一本当たりのエントリー回数制限:チェック(足内で複数回出ないように念のため)

  • (任意)連続エントリー制限:ローソク足で指定=1 など、連続約定の抑制を強めたい場合

取引条件(例:ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売り)
始値でのみエントリーに合わせ、判定は確定済みの情報(1本前)を使ってシグナル確定 → 新足の始値で発注とするのが安定します。

移動平均線(計算期間:5, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前) < 移動平均線(計算期間:25, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前)
AND
移動平均線(計算期間:5, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前) > 移動平均線(計算期間:25, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前)
↓
買いエントリー

OR

移動平均線(計算期間:5, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前) > 移動平均線(計算期間:25, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:1本前)
AND
移動平均線(計算期間:5, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前) < 移動平均線(計算期間:25, 移動平均線種類:EMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前)
↓
売りエントリー

よくあるつまずき(こうなっていませんか?)

  • 初期状態の「ローソク足 = ローソク足 → 買いエントリー」が残っていると、不要な成行注文が出ます。必ず削除してください。
  • 「始値でのみエントリー」は出来高しきい値で"始値判定"を行います。ブローカーによってはデフォルトの出来高=5だと始値として認識されないことがあります。1〜10の範囲で調整して約定タイミングを確認してください。

② 5秒を"厳密に"実現したい場合(回避策)

残念ながら、EAつくーるの機能のみでは難しいです。
厳密に「足が切り替わってから5秒以内のみ」を条件化したい場合は、カスタムインジケーターを1つ用意し、EAつくーるの「取引条件>カスタムインジケーター」でその出力を参照する方法が実用的です。

仕組みのイメージ(MQLヒント)

  • インジケーター側で「iTime(通貨ペア, M30, 0)(直近足の開始時刻)」と「TimeCurrent()(現在時刻)」の差を計算し、5秒以内なら1、それ以外は0を返すようにします。
  • EAつくーる側の取引条件で、「カスタムインジケーター(計算項目:0, 計算位置:0本前) = 数値(値:1)」AND条件に追加します。
    こうすると、本来のエントリー条件が満たされ、かつ足開始から5秒以内の時にだけエントリーします。
(本来のエントリー条件)
AND
カスタムインジケーター(インジケーター名:BarOpenWindow5s, パラメータ:必要に応じて, 計算項目:0, 計算位置:0本前) = 数値(値:1)
↓
買い(売り)エントリー

実装時の注意

  • カスタムインジケーターのex4/ex5はIndicatorsフォルダ直下に配置してください(サブフォルダ不可)。
  • パラメータがある場合は、EAつくーるの「カスタムインジケーター>パラメータ」で順序通りに入力します(setファイルをメモ帳で開くと型の確認ができます)。
  • MT5のEAコンパイル時にエラーが出る場合は、「MQL5→Include→Tkool」内に Tkool.mqh があるかをご確認ください(Web版EAつくーる「MT5 EA作成」横の「Includeファイル」から取得可能)。※インジケーター自体は Tkool.mqh を必要としません。

まとめ
  • 秒指定は標準機能にないため、①「始値でのみエントリー」+M30指定で"数秒以内のみ"に近い動きが最も簡単・堅牢です。
  • 5秒を厳密に縛る場合は、②カスタムインジケーターで「足開始からの経過秒数」を判定し、その値をEAつくーるのAND条件に組み込みます。
  • 上記いずれでも、一本当たりのエントリー回数制限を併用すると意図しない連続約定を防げます。

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