解決済み

ローソク足終値の5pips下でエントリー

2025/10/03 15:59
54

1本前のローソク足が陰線の時にその足の終値の5pips下で買いエントリー、1本前のローソク足が陽線の時にその足の終値の5pips上で買いエントリーをしたいのですがやり方が分かりません。
教えてください。

コメント

GogoJungle
2025/10/03 17:42

「1本前のローソク足の終値から±5pipsにタッチしたら買いで成行エントリーしたい」というご質問ですね。

以下の手順で、EAつくーる標準機能のみで実現できます。ポイントは「前の足が陰線か陽線かを判定」し、「現在価格(=ローソク足 終値・計算位置0本前)が、前足の終値±5pipsに到達したか」を条件化することです。


設定方法

1) 「基本項目」

  • ロット数:お好みの数量(例:0.10)
  • 損切り:任意(例:100)
  • 利食い:任意(例:100)
  • スリッページ:任意(例:10)

※本ロジックは「成行」で発注します。指値/逆指値の発注(いわゆるPending注文)はEAつくーるの標準条件では使いませんが、「価格到達を条件化」することで同等の動きにできます。

2) 「オプション」(必要に応じて)

  • 一本当たりのエントリー回数制限:チェック推奨(足の中で閾値を跨いで往復した場合の重複発注を防止)
  • 最大スプレッド制限:任意(例:10)
  • そのほかは任意。特にナンピン/ピラミッディングは併用しない前提で説明しています。

> こうなっていませんか?
> ・「始値でのみエントリー」にチェックが入っている → 本ロジックは“タッチした瞬間”を検出したいのでオフにしてください。
> ・「基本項目」の損切り・利食いが0のまま → 必要に応じて値を入れてください(0だとSL/TPなしになります)。

3) 「取引条件」

下記の2つをORで繋いで、どちらかを満たしたら買いエントリーになるように設定します。

> 補足:
>
> * 「ローソク足(計算位置:0本前, 適用価格:終値)」は、現在の価格(進行中の足の価格) として使えます。ティックとともに更新されるため、到達判定に向いています。
> * 「補正値」の単位はpips相当として指定できます(ブローカーの小数桁は内部で吸収されます)。ここでは5pipsを「補正値:±5」として表現します。

(A)前足が陰線のとき、前足終値の5pips下に到達したら買い

ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:1本前) < ローソク足(適用価格:始値, 計算位置:1本前)
AND
ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:0本前) <= ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:1本前, 補正値:-5)
↓
買いエントリー

(B)前足が陽線のとき、前足終値の5pips上に到達したら買い

ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:1本前) > ローソク足(適用価格:始値, 計算位置:1本前)
AND
ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:0本前) >= ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:1本前, 補正値:5)
↓
買いエントリー

> ロジックの考え方
>
> * 1行目で前の足が陰線/陽線かを判定しています。
> * 2行目で現在価格が前足終値±5pipsに到達したかを判定しています。
> * 2つのブロックをORで繋ぐことで、どちらかの到達で買い成行が走ります。


よくあるつまずきと対処

  • 「計算位置」
    ・到達判定の右辺は「計算位置:1本前(=前足)」、現在価格の左辺は「計算位置:0本前(=現在の足)」にしてください。
    ・誤って両方とも「1本前」にすると「過去の足どうしの比較」になり、リアルタイムに発注されません。

  • 重複発注
    ・足の途中で閾値を跨いだり戻ったりすると、条件が何度も真になることがあります。
    「一本当たりのエントリー回数制限」を有効にして、同一バー内は1回に制限するのが安全です。
    ・さらに必要なら
    「連続エントリー制限」
    (例:ローソク足で指定=1~3本)でクールダウンを設けると安定します。

  • 5pipsの解釈
    ・5桁/3桁口座でも内部でpips換算されます。もし想定より広い/狭い距離で発注される場合は、補正値を微調整してください(例:4.9~5.1)。


代替案(参考)

  • 指値(Buy Limit/Buy Stop)の「注文の種類としての保留注文」を使いたい場合:
    残念ながら、EAつくーるの標準「取引条件」は成行発注が基本です。厳密に保留注文として発注したい場合は、以下のどちらかをご検討ください。

    1. 上記ロジックのまま「成行」で運用(ほとんどのケースで実運用上は同等に機能します)。
    2. MQLでの補足:出力コードのopenPosition()呼び出し前に価格条件を満たしたらOrderSend()OP_BUYLIMIT / OP_BUYSTOPで保留注文を出す改造。
      初心者の方には①を推奨します。

この設定で、「前足が陰線なら終値−5pips到達で買い」「前足が陽線なら終値+5pips到達で買い」を再現できます。各パラメータ(5→任意pips、SL/TPなど)は運用ルールに合わせて調整してください。

avi
2025/10/03 19:21

ありがとうございます。
因みに「ローソク足の終値から±5pips」のpipsの数値をMT4の
エクスポートアドバイザー → 設 定→ パラメーターの入力
から変更する方法はありますか?

GogoJungle
2025/10/07 11:14

いつもお世話になっております。

以下の設定をしていただければエキスパートの入力(パラメーターの入力)からpips値を後から変更できるようになります。

「補正値」の歯車マークを押します。

103611.png

パラメーターの設定を「パラメーターに追加する」に変更し、任意なパラメーター名を入力して保存して完了します。

103658.png

エキスパートの入力欄にパラメーターが追加されます:

103810.png

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