「1本前のローソク足の実体が10pips以上、かつ2本前より実体が大きいときに買いエントリーしたい。さらに、陽線／陰線の判別方法と、“数値”の単位（価格 or pips）を知りたい」というご質問ですね。

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設定方法（ロジック）

次のように「取引条件」を設定してください。
※初期状態の「ローソク足 = ローソク足 → 買いエントリー」は削除してください。残したままだと常時エントリーになります。こうなっていませんか？

ローソク足の構成（ローソク足の構成:実体, 時間足:チャートの足, 計算位置:1本前） >= 数値（値:10）
AND
ローソク足の構成（ローソク足の構成:実体, 時間足:チャートの足, 計算位置:1本前） > ローソク足の構成（ローソク足の構成:実体, 時間足:チャートの足, 計算位置:2本前）
AND
ローソク足（適用価格:終値, 計算位置:1本前） > ローソク足（適用価格:始値, 計算位置:1本前）
↓
買いエントリー

• 1行目：1本前の“実体”の大きさが10pips以上かを判定します。
• 2行目：1本前の実体が2本前の実体より大きいかを比較します。
• 3行目：1本前が「終値 > 始値」＝陽線であることを確認します（陽線条件が不要なら、この行は省略して構いません）。

画面上の置き場所のヒント

• 「取引条件」→「ポジション1」→AND条件に上記3行を順に追加します。
• 「ローソク足の構成」は ローソク足の構成 = 実体 を選択します。
• 「計算位置」は 1本前 と 2本前 を間違えないようにしてください（「0本前」は形成中の足なので確定しておらず、サインがブレやすくなります）。

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陽線・陰線の判別方法

• 陽線：

  ローソク足（適用価格:終値, 計算位置:X本前） > ローソク足（適用価格:始値, 計算位置:X本前）
  

• 陰線：

  ローソク足（適用価格:終値, 計算位置:X本前） < ローソク足（適用価格:始値, 計算位置:X本前）
  

Xには判定したい足（例：1本前、2本前など）を指定します。

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「数値」は価格かpipsか？

• 「取引条件」の 数値（値: …） 自体には単位の概念はありません。比較する相手によって解釈が変わります。

  • ローソク足の構成（実体／上ヒゲ／下ヒゲ／値幅） と比較する場合：pips として扱われます。
    したがって本件の「10」は 10pips を意味します。
  • ローソク足（始値・高値・安値・終値）や移動平均線の値 と比較する場合：価格（レート）として比較されます。

• こうなっていませんか？

  • 「ローソク足（終値）」に対して 数値（値:10） と比較してしまう → これは「価格10.00000と比較」の意味になり不適切です。
    価格差（pips）を条件にしたいときは、今回のように “ローソク足の構成” を使ってください。

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よくあるつまずきと修正例

• 計算位置を0本前にしている
  → 未確定足を参照するためシグナルがブレます。1本前での確定判定を推奨。
• 初期の恒常エントリー条件を消し忘れ
  → 「ローソク足 = ローソク足 → 買いエントリー」を削除してください。
• ORで条件を繋いでしまう
  → 本件はすべて満たす必要があるため、ANDで接続します。

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基本項目（動作に関わる注意）

• 「基本項目」では通常どおり ロット数／損切り／利食い／スリッページ を設定してください。
• トレーリングや時間制限などの「オプション」は任意です。今回のロジック実装には必須ではありません。

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仕様上むずかしい場合の代替

• 実体の大小だけでなく、ヒゲを含む全体の値幅で比較したい場合は、上記の「ローソク足の構成」の モードを「値幅」 に変更すれば、同様の書き方で対応できます。
• さらに複雑な判定（例：平均実体との比率、複合条件の加減算）が必要な場合は、EAつくーるの「左辺・右辺に1項目のみ」という仕様上、補正値や別条件の組み合わせで近似するか、最終手段として外部MQL編集で実装してください。