ローソク足の4本値を使用したインジはインジケータつくーるで作成可能でしょうか?

MetaTrader 4
ちゃくすけ
2025/10/15 23:36
26

いつもお世話になります。
EAつくーるでは4本値や実体値幅を利用したロジックは作成可能でしたが
インジケーターつくーるでも作成可能でしょうか?
具体的には4本値から計算した上昇下降圧力をサブウィンドウで表示したり、ローソク足直下に数字や矢印で表示したりしたいです。
サブウィンドウ表示ならできそうですがインジケータつくーるで4本値を利用できるかを確認したいです。
あとインジつくーるはMT5は駄目でしたっけ?
以上2点、宜しくお願い致します。

コメント

ちゃくすけ
2025/10/16 08:43

インジ形成に必要な数値は(陽線の場合)
①ローソク足1本の値幅(高値~安値の値幅)
②ヒゲの値幅(高値~終値の値幅+始値~安値の値幅)
の2つです。
これら2つの数値を使って、陽線なら下降圧力、陰線なら上昇圧力を測れるインジにするつもりです。

GogoJungle
2025/10/17 12:09

ご提示の2つの数値(①ローソク足の値幅=高値−安値、②ヒゲの合計=高値−終値+始値−安値)を使って「上昇/下降圧力」を可視化したい、という前回内容を踏まえて回答します。

1) インジケーターつくーるで4本値を使えるか(サブウィンドウ表示やローソク足直下の矢印・数字表示は可能か)

  • 結論

    • サブウィンドウ表示チャート上(ローソク足直下)の矢印・数字表示自体は、インジケーターつくーるで可能です。実例として、サブウィンドウのRSI位置に矢印を出す設定例や、矢印の縦位置を数値加算で微調整する方法が公式コミュニティに掲載されています。(labo.gogojungle.co.jp)
    • 4本値(始値・高値・安値・終値)の参照も可能です。
    • ただし、複数項目の四則演算を組み合わせて"独自の数列(例:高値−安値や(高値−終値)+(始値−安値))を1本の指標として計算・描画する機能は、インジケーターつくーる単体では用意されていません。(EAつくーる同様、UIは「左辺=1項目」「右辺=1項目」を比較する発想で、任意演算式を自由に組む仕様ではないためです。)

ツールのみで近い挙動を作るための「簡易版」設定例(矢印シグナル)

圧力を"連続値としてプロット"はできませんが、条件をしきい値化して矢印表示にすれば「陽線のとき下降圧力が強い/陰線のとき上昇圧力が強い」を疑似的に表現できます。次のようにヒゲの長さと実体の長さのしきい値で判定します。

(下降圧力シグナル:陽線かつ上ヒゲが長く、実体が短い)
ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:0本前) > ローソク足(適用価格:始値, 計算位置:0本前)
AND
ローソク足の構成(ローソク足の構成:上ヒゲ, 計算位置:0本前) >= 数値(値: X pips)
AND
ローソク足の構成(ローソク足の構成:実体, 計算位置:0本前) <= 数値(値: Y pips)
↓
下向き矢印をチャート上に表示(必要なら "+ 数値" で縦位置を微調整)

(上昇圧力シグナル:陰線かつ下ヒゲが長く、実体が短い)
ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:0本前) < ローソク足(適用価格:始値, 計算位置:0本前)
AND
ローソク足の構成(ローソク足の構成:下ヒゲ, 計算位置:0本前) >= 数値(値: X pips)
AND
ローソク足の構成(ローソク足の構成:実体, 計算位置:0本前) <= 数値(値: Y pips)
↓
上向き矢印をチャート上に表示(必要なら "+ 数値" で縦位置を微調整)
  • ポイント

    • X/Yは銘柄のボラに合わせて調整します。pips基準なので、比例(%)判定をしたい場合は近似になります。
    • 矢印の縦位置調整は「(値)に数値を加える」形で可能です(例:RSI + 5 のように加算して描画位置を持ち上げるイメージ)。(labo.gogojungle.co.jp)
    • 「ローソク足の構成(ヒゲ)」系の項目は "補正値"が使えない 点に注意してください。%を入れてもうまくいかないケースは「こうなっていませんか?」の典型です。しきい値はpipsで直接指定してください。(labo.gogojungle.co.jp)

「厳密版」を作る最短ルート(カスタムインジケーターの併用)

圧力値を連続値としてサブウィンドウにプロットしたい、または (高値−安値)や(高値−終値)+(始値−安値)などの式を厳密に扱いたい 場合は、次が最短です。

  1. 小さなカスタムインジケーター(MQL4) を用意して、

    • バッファ1:上昇圧力
    • バッファ2:下降圧力
      など、必要な値をそのまま出力させます(出力はサブウィンドウ用の数列)。
  2. インジケーターつくーるの「入力」→「カスタムインジケーター」 で、

    • インジ名(拡張子なし)
    • パラメータ(あれば)
    • 計算項目(=参照するバッファ番号)
      を指定して読み込み、その値を"そのまま表示"や"しきい値で矢印化"します。
      ※カスタムインジケーターの配置は
      MQL4/Indicators直下
      、インジ名とバッファ番号の指定は必須です(EAつくーると同じ要領で参照できます)。

> 補足:この方法なら、値幅=(高値−安値)ヒゲ合計=(高値−終値)+(始値−安値)、さらに比率=ヒゲ合計 ÷ 値幅のような"任意式"を自由に作れます。作った数列をサブウィンドウに線で表示もしやすいです。

2) インジケーターつくーるのMT5対応について

  • 現状インジケーターつくーるはMT4専用で、MT5には未対応です。

  • 回避策(推奨)|MQL5コンバーターの活用
    GoGoJungle公式の 「MQL5コンバーター(MQL4→MQL5 変換ツール)」 を使うと、EA/インジケーターどちらもMT4形式(.mq4)から MT5形式(.mq5)へ変換 できます。(MQL5コンバーター|MQL4→MQL5 変換ツール)

インジケーターつくーるで出力した .mq4をそのまま入力 にできるので、MT5対応の第一選択肢としてご利用を促しています。

  • 想定される進め方(インジつくーる → MT5運用)

    1. インジケーターつくーるで目的のロジックを作成し、.mq4 を出力
    2. MQL5コンバーターに .mq4 を投入して .mq5 を取得
    3. 変換した .mq5 を MT5 の MQL5/Indicators に配置し、MetaEditorでコンパイル
    4. MT5でチャートに適用(サブウィンドウ/メインウィンドウ表示はインジ側の設定に依存)

ありがちなつまずき(こうなっていませんか?)

  • %判定を"補正値"で作ろうとしている
    → ヒゲ系項目は補正値が使えません。しきい値はpipsの絶対値で指定してください。
  • 矢印の縦位置が合わない
    描画位置に数値を加えて微調整できます(例:表示値 + 5)。サブウィンドウでも同様です。

まとめ

  • できること(ツールのみ):サブウィンドウ表示、チャート上矢印/数字表示、ヒゲ長や実体長をしきい値で判定してシグナル化。
  • 難しいこと(ツールのみ):4本値を任意の式で演算した"連続値"の描画
  • 解決策:厳密な演算は 小さなカスタムインジ(MQL4) で値を出し、インジケーターつくーるの「カスタムインジケーター」入力として読み込んで表示・矢印化。
  • MT5未対応(MT4のみ)。MT5向けはコンバーターで変換を推奨。

上記で、目的の「上昇/下降圧力」の可視化は実現できます。まずは簡易版(ヒゲ・実体しきい値の矢印)で挙動を確認し、最終形はカスタムインジ連携で"連続値プロット+矢印"に仕上げるのがスムーズです。

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