ローソク足トレーリング

EAつくーる
マサパパ
2025/10/23 19:11
9

ローソク足トレーリングをしたいのですが、下記の様な設定できますか?
利益が30pips伸びたらトレーリング発動
ローソク足の本数の設定
(例)2本前のローソク足の安値下回ったら利確(期間?がソレでしょうか?)
*スプレッド加味出来るのであれば加味したい

コメント

GogoJungle
2025/10/24 12:02

ローソク足ベースのトレーリングを「利益が30pips乗ったら発動し、直近◯本前の安値/高値を割れたら利確」というご要望ですね。


設定方法(ロジック)

EAつくーる標準の「トレーリングストップ(高値・安値)」オプションは“開始条件(○pips利益後に発動)”を指定できません。そのため、「取引条件」で決済ルールを作る方法が最も確実です。以下の手順で、利益30pips達成後のみ、2本前(任意本数)の安値/高値を基準に決済する“ローソク足トレーリング”を再現できます。

1. 「基本項目」

  • ロット数:お好み
  • 損切り:0(本ロジックで決済を制御するため)
  • 利食い:0(同上)
  • スリッページ:お好み

※ナンピン/ピラミッディング等を併用しない前提です。併用する場合は本ロジックと干渉しやすいのでご注意ください。

2. 「オプション」

  • 使いません(同等機能を「取引条件」の決済で実装します)。

    • もし「トレーリングストップ(高値・安値)」を有効にすると、利益30pips前からも追従が始まってしまうため、今回の要件とは異なります。

3. 「取引条件」

「ポジション1」に、買い決済売り決済の両方を作成します(買い・売りのエントリーは既存ロジックのままでOK)。
ここでは「2本前」を例にします。任意の本数に変更してください。

買いポジション決済(利益が30pips以上のときのみ、2本前の安値割れで決済)

損益(計算方法:pipsで計算, 取引種別:買いのみ) >= 数値(値:30)
AND
ローソク足(時間足:チャートの足, 適用価格:終値, 計算位置:0本前) <= ローソク足(時間足:チャートの足, 適用価格:安値, 計算位置:2本前, 補正値:-0.2)
↓
買いポジション決済
  • 1行目で利益が30pips以上になったことを判定しています(これが“発動条件”)。
  • 2行目で現在価格(終値0本前)2本前の安値を下回ったら決済します。
  • 「補正値:-0.2」はスプレッドをやや考慮してトリガーを少し下げる例(0.2pips相当)。後述の「スプレッド加味のコツ」を参照して調整してください。

売りポジション決済(利益が30pips以上のときのみ、2本前の高値上抜けで決済)

損益(計算方法:pipsで計算, 取引種別:売りのみ) >= 数値(値:30)
AND
ローソク足(時間足:チャートの足, 適用価格:終値, 計算位置:0本前) >= ローソク足(時間足:チャートの足, 適用価格:高値, 計算位置:2本前, 補正値:+0.2)
↓
売りポジション決済
  • 売り側も同様に、30pips以上の含み益があるときだけ、2本前の高値を上回ったら決済。
  • 「補正値:+0.2」はスプレッド考慮の例。

補足:EAつくーるでは「現在価格」という専用項目はありませんが、実運用では「ローソク足(終値, 0本前)」が現在価格相当として機能します。ティック単位で評価されるため、バー確定を待たずに判定されます。


スプレッド加味のコツ
  • EAつくーるの条件式で現在のスプレッド値を直接参照する項目はありません。そのため、補正値で“目安分”を上乗せ/下乗せしておくのが現実的です。

    • 買い決済(Bidで約定)では、安値側に少し余裕を持たせるため、安値に負の補正値を入れる(例:-0.1〜-0.3pips)。
    • 売り決済では、高値に正の補正値(例:+0.1〜+0.3pips)。
  • 具体的な数値は、銘柄の平均スプレッドや想定スリッページに合わせて微調整してください。スプレッドが広がりやすい時間帯を避けるには「取引時間制限」や「最大スプレッド制限(エントリー時のみ有効)」の活用も有効です。


よくあるつまずき(こうなっていませんか?)と修正例
  • 「基本項目」の損切り/利食いに数値が入ったままだと、そちらで決済されてしまい、本ロジックが働く前にポジションが閉じることがあります。
    → 本手法では損切り・利食いは0にしてください。
  • 「トレーリングストップ(高値・安値)オプション」を同時にオンにしていると、30pips前からも追従が走り、想定外の決済になります。
    → 今回はオプションは使わず、上記の取引条件の決済だけで制御してください。
  • 設定した本数が意図と逆(例:1本前と2本前を取り違え)になりがちです。
    → 「計算位置:2本前」が基準足、「計算位置:0本前」が現在価格相当です。

代替案(参考)
  • 「トレーリングストップ(高値・安値)」オプション自体を使う場合は、期間=2などに設定すれば“2本前の高値/安値”基準で追従します。ただし “利益30pips達成後にだけ発動”という制御はできません
  • “30pipsでいったん建値へ”という簡易版でよければ、「オプション>建値ストップ(間隔:30, 補正値:0)」を使う手もあります(その後のローソク足追従は不可)。

以上の設定で、利益30pips到達後のみ、ご指定本数のローソク足高値/安値を基準にした“実質的なローソク足トレーリング”を実現できます。運用前にストラテジーテスターで補正値本数の相性を確認し、銘柄ごとのスプレッド特性に合わせて微調整すると安定します。

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