解決済み

移動平均線で遅行線風の作成

2025/10/27 10:00
42

一目均衡表での遅行線のような移動平均線(単純移動平均線SMA)でのトレードを考えております。
ローソク足が遅行線を上に抜けたらロング。ローソク足が遅行線を下抜けしたらショート。これを移動平均線で似たような事をしたいと思っていますが上手くいきません。

【条件1】移動平均線<ローソク足
【条件2】移動平均線>ローソク足

移動平均線の設定は期間を1にして、表示方法は-26。計算位置は26本前。
ローソク足は条件1は2本前。条件2は1本前。どちらも終値で設定してみましたが上手くいきません。

遅行線を使わずに移動平均線で作りたいと思ったのは遅行線だと26本前固定なのでそれ以外の数値で遅行線を作りたいと思ったからのです。作り方のどこが違うのか確認お願いします
スクリーンショット 2025-10-27 スクリーンショット 2025-10-27 095457.png

コメント

GogoJungle
2025/10/29 18:47

いつもお世話になっております。

「一目の遅行線のようなラインとローソク足のクロスで売買したい(ただし遅行期間は任意にしたい)」というご質問ですね。EAつくーるでは、SMA(期間=1) を「遅行線の値=“過去N本前の終値”」として代用し、表示移動は使わずに「計算位置」で過去の値を参照すると安定します。


うまくいかない理由(想定)

  • 「移動平均線 表示移動:-26」と「計算位置:26本前」を同時に使っているため、参照時点がずれてしまっている可能性があります。

    • EAつくーるの「表示移動」は右(未来)へずらすための項目です。遅行線は左(過去)へずらす概念なので、表示移動を使うと意図と逆方向になりがちです。
    • 過去N本前の値を使いたいときは、表示移動は0、計算位置でN本前を指定してください。
  • 「ローソク足:1本前/2本前」などの指定が混在しており、**クロス判定(前足と今足の大小関係の入れ替わり)**が崩れている可能性があります。


設定の考え方(遅行線=「過去N本前の終値」)

  • 遅行期間を N とします(例:N=26が一目の既定)。
  • 「今の足の終値」 Close(t) と「過去N本前の終値」 Close(t-N)クロスを判定します。
  • クロス判定は「前の足では条件を満たしていない/いた」→「今の足で反対になった」の2点比較で行います。

取引条件(例:遅行期間 N=26、終値で比較、同一時間足)

以下を「ポジション1」の買いエントリー売りエントリーに設定してください。
※すべて「適用価格:終値」「通貨ペア:空(=チャート)」で揃えるのがおすすめです。

【買いエントリー】(ローソク足が遅行線を上抜け)
ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:1本前) <= 移動平均線(計算期間:1, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:27本前, 表示移動:0)
AND
ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:0本前)  >  移動平均線(計算期間:1, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:26本前, 表示移動:0)
↓
買いエントリー

【売りエントリー】(ローソク足が遅行線を下抜け)
ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:1本前) >= 移動平均線(計算期間:1, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:27本前, 表示移動:0)
AND
ローソク足(適用価格:終値, 計算位置:0本前)  <  移動平均線(計算期間:1, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:26本前, 表示移動:0)
↓
売りエントリー

ポイント

  • 「SMA(期間:1)」は実質「ローソク足の終値」と同じ値です。これを計算位置:N本前にすることで「遅行線の値(= 過去N本前の終値)」として扱えます。
  • クロス判定は前足(N+1本前と1本前の関係)と今足(N本前と0本前の関係)で大小を入れ替えて比較します。
  • 以上により、「表示移動」は常に0のままでOKです。

可変の遅行期間にしたい場合

  • 遅行期間を変えたいときは、上の「26本前/27本前」をN本前/(N+1)本前に読み替えてください(例:N=20 なら 20/21)。

決済ロジック(例)

  • シンプルに反対シグナルで決済する場合:
【買いポジション決済】
(上記「売りエントリー」の2条件と同じ)
↓
買いポジション決済

【売りポジション決済】
(上記「買いエントリー」の2条件と同じ)
↓
売りポジション決済
  • もしくは「オプション」でドテン機能をONにすると、反対条件成立時に自動で反転エントリーします。

推奨オプション

  • 一本当たりのエントリー回数制限:オン(クロスした足での多重エントリー防止)
  • 両建て防止:オン(ロング・ショートの同時保有を避ける場合)
  • 最大スプレッド制限:必要に応じて設定(指標時の誤約定を減らす)

よくあるつまずき(穏やかな確認)

  • 「表示移動:-26」や負値を入れていませんか? → EAつくーるの表示移動は右(未来)へのシフト想定のため、**使わず(0)**にしてください。
  • 「移動平均線 期間:1」と「ローソク足」の適用価格が一致していますか?(両方とも「終値」に)
  • 「通貨ペア」「時間足」「計算位置」の指定が左右でズレていませんか?(買い/売りとも同一条件で)
  • 「買い条件の1本前」「売り条件の1本前」が27本前と対応しているか再確認してください(前足は N+1 本前を参照)。

補足(どうしても表示移動で作りたい場合)

  • 遅行線は左(過去)へシフトする概念のため、EAつくーるの表示移動(右シフト)では本質的に再現しにくいです。
  • どうしても描画やカスタム指標として過去シフトを実装したい場合は、インジケーターつくーるではなく、最終手段としてMQLで iClose と配列インデックスを用いて「t と t−N を比較」する処理を書きます。(ただし、EAつくーるだけで売買判定は上記の「計算位置」指定で完結します。)

仕上げ(基本項目の例)

  • ロット数:任意
  • 損切り/利食い:任意(反対シグナル決済やトレーリングを使うなら0でも可)
  • スリッページ:ブローカーに合わせて調整

この手順で、「遅行線を使わず、SMA(期間1)の計算位置だけで“遅行線風クロス”を確実に再現」できます。設定を上からそのまま置き換えてお試しください。

ki4
2025/10/30 20:50

回答ありがとうございました。

クロスでのローソク足○本前でのズレの認識不足でした。
表示の件も影響あったかもしれないので0で作るってみます。

ありがとうございました!

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