EA作成についての可否と作成について

2025/12/02 14:48
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お世話になります。
EAつくーる初心者ですが教えてください。

仕様 MT5 移動平均線の乖離を率いた逆張り手法

ロジック
・買い条件
移動平均線〇〇期間(種別 仮にSMA)より現在値が下にあり、〇〇%以上移動平均線から乖離した場合、買いのエントリー。
エントリー後、逆行した場合〇〇Pips逆行でナンピンではなく、〇〇Pips逆行かつ使用時間足の現在足から見て1本前の足の高値をブレイク時に追加ポジションを持つ。
以降、同条件での追加ナンピンをする。
・売り条件
移動平均線〇〇期間(種別 仮にSMA)より現在値が上にあり、〇〇%以上移動平均線から乖離した場合、売りのエントリー。
エントリー後、逆行した場合〇〇Pips逆行でナンピンではなく、〇〇Pips逆行かつ使用時間足の現在足から見て1本前の足の安値をブレイク時に追加ポジションを持つ。
以降、同条件での追加ナンピンをする。

・イグジット
単ポジの場合は利確〇〇pipsで利益確定。
2ポジション以上の場合、2ポジションの合計+〇〇pipsで利益確定。

・損切
片側(売りか買いのポジション)の合計、含み損が〇〇〇Pipsになったら損切

以上の様な仕様を考えています。EAつくーるにて作成の可否と可能であれば作成方法をご教授の程、宜しくお願い申し上げます。

コメント

GogoJungle
2025/12/08 16:26

MT5で「移動平均線からの乖離率を使った逆張り+段階的な追加ポジション+ポジション合計の利確・損切」を行いたい、というご質問ですね。


1. EAつくーるでの可否の整理

ご提示の仕様は、次のように分解できます。

  1. 移動平均線からの乖離率を使った逆張りエントリー
  2. 逆行〇pipsかつ「1本前の高値/安値ブレイク」での追加ポジション(以降も同条件でナンピン的に追加)
  3. 単ポジション時と複数ポジション時で異なる利確条件
  4. 片側の合計含み損が〇〇pipsに達したら損切り

EAつくーるでの可否は、概ね次のようになります。

  • ① 移動平均線乖離率での逆張りエントリー
    → 「乖離率」項目があるため、EAつくーるだけで実現可能です。

  • ② 逆行〇pips + 1本前高値/安値ブレイクを"両方満たした時だけ"追加ポジション
    → EAつくーる標準機能だけで「一度〇pips逆行したこと」を記憶したうえで、「その後の高値/安値ブレイク時にだけ追加」という動きを完全に再現するのは難しいです。
    → 代わりに

    • ナンピンオプションで「逆行〇pipsごとに追加」
    • あるいは「高値/安値ブレイクのみ」で追加
      のどちらかに寄せたロジックにする形になります。
  • ③ 単ポジ時:+〇pipsで利確/複数ポジ時:合計+〇pipsで利確
    → 「損益」と「ポジション数」の項目を組み合わせることで実装可能です。

  • ④ 片側合計の含み損が〇〇pipsで損切
    → 「損益(pipsで計算)」+「取引種別(買いのみ/売りのみ)」で実装可能です。

そのため、
「ほぼ同じ考え方のEA」はEAつくーるだけで作成できますが、
「必ず『一度〇pips逆行した後の戻りでの高値/安値ブレイク時だけ追加』」という厳密な条件は、EAつくーる単体では困難です。

以下では、

  • EAつくーるだけで実装しやすい形に"少し簡略化したロジック"
  • その具体的な設定例

をご案内します。


2. 前提:基本項目とオプションの設定

基本項目

ナンピン/複数ポジション運用を前提にするので、損切り・利食いは「取引条件」で制御します。

  • ロット数:お好みの固定ロット(例:0.1)
  • 損切り:0
  • 利食い:0
  • スリッページ:お好みの値(例:3~10)

※ ナンピンや複数ポジション+「損益」を使った決済を行う場合、
 ここに数値を入れてしまうと「個々のポジションのSL/TP」で先に決済されてしまうため、0推奨です。

オプション(例)

  1. ナンピンで「逆行〇pipsごとに追加」する簡易版にする場合

    • 「ナンピン」にチェック

      • ナンピン回数:例)10

      • エントリー間隔(pips):ご希望の「〇〇pips逆行」

      • ロット数の計算方法:一定(ロット倍率・追加を使用)

        • ロット倍率:2 など(ナンピンごとに倍増したい場合)
        • ロット追加:0(または任意)
      • 最大ロット数:必要に応じて上限を設定

      • 利食い/損切り(ナンピンオプション内):合計利益/損失pipsで指定可能

    この場合、「1本前高値/安値ブレイク」を組み込むのは難しいですが、
    「逆行幅で段階的に追加して、合計損益ベースで利確・損切」という構造にはなります。

  2. 最大ポジション数を制限したい場合

    • 「最大ポジション数制限」にチェック

      • ポジション数:お好みの上限(例:10)

3. エントリー条件(移動平均乖離による逆張り)

ここでは、

  • 期間:〇〇
  • 種別:SMA
  • 乖離率の閾値:買い側は「-X%以下」、売り側は「+X%以上」
    とした例を示します。

買いエントリー(乖離率が一定以上マイナス)

逆張りのイメージなので、

  • 現在値が移動平均線より下
  • 乖離率が「-X%以下」

という条件にします。

乖離率(通貨ペア:空, 時間足:チャートの足, 計算期間:〇〇, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前)
<= 数値(値:-X)  例)X = 3 なら -3%以下
↓
買いエントリー

※ 乖離率は「(現在値-移動平均)÷移動平均×100」のような定義なので、
 価格が移動平均より下にあるときはマイナス値になります。
 「〇〇%以上下に乖離」という条件は「乖離率 <= -〇〇」と考えると分かりやすいです。

売りエントリー(乖離率が一定以上プラス)

乖離率(通貨ペア:空, 時間足:チャートの足, 計算期間:〇〇, 移動平均線種類:SMA, 適用価格:終値, 計算位置:0本前)
>= 数値(値:X)  例)X = 3 なら +3%以上
↓
売りエントリー

4. 追加ポジションの考え方(EAつくーるでの現実的な対応)

ご希望の仕様:

〇〇Pips逆行かつ、1本前の高値(売りなら安値)をブレイク時に追加ポジション

について、EAつくーるでは次の点がネックです。

  • 「一度〇pips逆行した」という事実を記憶しておき、その後の高値/安値ブレイク時だけ条件を満たす
    といった"値動きの履歴"を直接扱う機能はありません。
  • ナンピンオプションで追加エントリーする場合、そのタイミングでは「取引条件」はチェックされず、
    単純に「逆行幅(pips)」だけで発動します。

そのため、EAつくーるだけで組む場合は、下記いずれかの簡略案が現実的です。

案A:ナンピンオプションのみで「〇pips逆行ごとに追加」

  • 追加条件は「逆行〇pips」だけにして、
    「高値/安値ブレイク」はあきらめる形です。
  • 設定は 2章の「ナンピン」オプションの通りです。

案B:高値/安値ブレイクのみで追加エントリー

「ナンピン」は使わず、「取引条件」で追加の買い/売りエントリー条件を作る方法です。

例として、「買い側で、前の足の高値をブレイクしたら追加買い」を行う条件は、

ローソク足(通貨ペア:空, 時間足:チャートの足, 適用価格:終値, 計算位置:0本前)
>
ローソク足(通貨ペア:空, 時間足:チャートの足, 適用価格:高値, 計算位置:1本前)
↓
買いエントリー

といった形にできます。

ただし、この方法でも、

  • 「必ず〇pips逆行した後の戻りで」という部分は再現できません
  • ポジション数が増えすぎないように「ポジション数」条件を組み合わせる必要があります
    (例:「ポジション数(取引種別:買いのみ, ポジション:1) <= 数値(値:〇)」をANDで追加)

5. 利確ロジック(単ポジと複数ポジで条件を変える)

ご希望:

  • 単ポジの場合:+〇〇pipsで利確
  • 2ポジ以上の場合:2ポジ以上の合計損益が+〇〇pipsで利確

これは「損益」+「ポジション数」で分岐できます。
ここでは「買いポジション」の例を示します(売りも同様に作成)。

5-1. 単ポジ時の利確(買い)

ポジション数(取引種別:買いのみ, ポジション:1, 補正値:0)
= 数値(値:1)
AND
損益(取引種別:買いのみ, ポジション:1, 計算方法:pipsで計算, 補正値:0)
>= 数値(値:単ポジ利確pips)  例)10
↓
買いポジション決済

5-2. 複数ポジ時の利確(買い)

ポジション数(取引種別:買いのみ, ポジション:1, 補正値:0)
>= 数値(値:2)
AND
損益(取引種別:買いのみ, ポジション:1, 計算方法:pipsで計算, 補正値:0)
>= 数値(値:複数ポジ利確pips)  例)20
↓
買いポジション決済

※ 売り側も同様に、「取引種別:売りのみ」で条件をコピーして作成します。


6. 片側合計損切りの設定

ご希望:

片側(売りか買い)の合計含み損が〇〇〇pipsになったら損切

これは「損益(pipsで計算)」をマイナス方向の閾値と比較して実装します。

買い側の損切り例

損益(取引種別:買いのみ, ポジション:1, 計算方法:pipsで計算, 補正値:0)
<= 数値(値:-損切pips)  例)-50
↓
買いポジション決済

売り側の損切り例

損益(取引種別:売りのみ, ポジション:2, 計算方法:pipsで計算, 補正値:0)
<= 数値(値:-損切pips)
↓
売りポジション決済

ここで、

  • 「ポジション」欄は、買いロジックをポジション1、売りロジックをポジション2で組んでいる想定です。
  • 口座全体でまとめて落としたい場合は、「取引種別:全て」「ポジション:空」として条件を1つにまとめる方法もあります。

7. 「完全再現したい場合」の補足(MQLでの拡張)

どうしても

  • 「一度〇pips逆行したことをフラグとして記録」
  • 「その後の戻りで1本前高値/安値ブレイクが起きたタイミングのみ追加ポジション」

という"値動きの履歴を追うロジック"を実装したい場合は、

  1. EAつくーるで、できる範囲(移動平均乖離での初回エントリー、損益ベースの利確・損切など)を作成

  2. 生成されたmq5ファイルをMetaEditorで開き、

    • 「最終エントリー価格」
    • 「エントリー後の最安値(または最高値)」
    • 「逆行pipsが閾値を超えたかどうかのフラグ」
      などを自前で管理するコードを追記

という流れになります。

ただし、これは中級~上級者向けの作業になりますので、
まずは本回答のようにEAつくーるだけで組める簡略版(乖離率+ナンピン or 高値/安値ブレイクのみ)で動きを確認し、
その後に必要であればMQLでの拡張を検討する形が現実的です。

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