お世話になります。
EAつくーる初心者ですが教えてください。
仕様 MT5 移動平均線の乖離を率いた逆張り手法
ロジック
・買い条件
移動平均線〇〇期間(種別 仮にSMA)より現在値が下にあり、〇〇%以上移動平均線から乖離した場合、買いのエントリー。
エントリー後、逆行した場合〇〇Pips逆行でナンピンではなく、〇〇Pips逆行かつ使用時間足の現在足から見て1本前の足の高値をブレイク時に追加ポジションを持つ。
以降、同条件での追加ナンピンをする。
・売り条件
移動平均線〇〇期間(種別 仮にSMA)より現在値が上にあり、〇〇%以上移動平均線から乖離した場合、売りのエントリー。
エントリー後、逆行した場合〇〇Pips逆行でナンピンではなく、〇〇Pips逆行かつ使用時間足の現在足から見て1本前の足の安値をブレイク時に追加ポジションを持つ。
以降、同条件での追加ナンピンをする。
・イグジット
単ポジの場合は利確〇〇pipsで利益確定。
2ポジション以上の場合、2ポジションの合計+〇〇pipsで利益確定。
・損切
片側(売りか買いのポジション)の合計、含み損が〇〇〇Pipsになったら損切
以上の様な仕様を考えています。EAつくーるにて作成の可否と可能であれば作成方法をご教授の程、宜しくお願い申し上げます。
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MT5で「移動平均線からの乖離率を使った逆張り+段階的な追加ポジション+ポジション合計の利確・損切」を行いたい、というご質問ですね。
1. EAつくーるでの可否の整理
ご提示の仕様は、次のように分解できます。
EAつくーるでの可否は、概ね次のようになります。
① 移動平均線乖離率での逆張りエントリー
→ 「乖離率」項目があるため、EAつくーるだけで実現可能です。
② 逆行〇pips + 1本前高値/安値ブレイクを"両方満たした時だけ"追加ポジション
→ EAつくーる標準機能だけで「一度〇pips逆行したこと」を記憶したうえで、「その後の高値/安値ブレイク時にだけ追加」という動きを完全に再現するのは難しいです。
→ 代わりに
のどちらかに寄せたロジックにする形になります。
③ 単ポジ時:+〇pipsで利確/複数ポジ時:合計+〇pipsで利確
→ 「損益」と「ポジション数」の項目を組み合わせることで実装可能です。
④ 片側合計の含み損が〇〇pipsで損切
→ 「損益(pipsで計算)」+「取引種別(買いのみ/売りのみ)」で実装可能です。
そのため、
「ほぼ同じ考え方のEA」はEAつくーるだけで作成できますが、
「必ず『一度〇pips逆行した後の戻りでの高値/安値ブレイク時だけ追加』」という厳密な条件は、EAつくーる単体では困難です。
以下では、
をご案内します。
2. 前提:基本項目とオプションの設定
基本項目
ナンピン/複数ポジション運用を前提にするので、損切り・利食いは「取引条件」で制御します。
※ ナンピンや複数ポジション+「損益」を使った決済を行う場合、
ここに数値を入れてしまうと「個々のポジションのSL/TP」で先に決済されてしまうため、0推奨です。
オプション(例)
ナンピンで「逆行〇pipsごとに追加」する簡易版にする場合
「ナンピン」にチェック
ナンピン回数:例)10
エントリー間隔(pips):ご希望の「〇〇pips逆行」
ロット数の計算方法:一定(ロット倍率・追加を使用)
最大ロット数:必要に応じて上限を設定
利食い/損切り(ナンピンオプション内):合計利益/損失pipsで指定可能
この場合、「1本前高値/安値ブレイク」を組み込むのは難しいですが、
「逆行幅で段階的に追加して、合計損益ベースで利確・損切」という構造にはなります。
最大ポジション数を制限したい場合
「最大ポジション数制限」にチェック
3. エントリー条件(移動平均乖離による逆張り)
ここでは、
とした例を示します。
買いエントリー(乖離率が一定以上マイナス)
逆張りのイメージなので、
という条件にします。
※ 乖離率は「(現在値-移動平均)÷移動平均×100」のような定義なので、
価格が移動平均より下にあるときはマイナス値になります。
「〇〇%以上下に乖離」という条件は「乖離率 <= -〇〇」と考えると分かりやすいです。
売りエントリー(乖離率が一定以上プラス)
4. 追加ポジションの考え方(EAつくーるでの現実的な対応)
ご希望の仕様:
について、EAつくーるでは次の点がネックです。
といった"値動きの履歴"を直接扱う機能はありません。
単純に「逆行幅(pips)」だけで発動します。
そのため、EAつくーるだけで組む場合は、下記いずれかの簡略案が現実的です。
案A:ナンピンオプションのみで「〇pips逆行ごとに追加」
「高値/安値ブレイク」はあきらめる形です。
案B:高値/安値ブレイクのみで追加エントリー
「ナンピン」は使わず、「取引条件」で追加の買い/売りエントリー条件を作る方法です。
例として、「買い側で、前の足の高値をブレイクしたら追加買い」を行う条件は、
といった形にできます。
ただし、この方法でも、
(例:「ポジション数(取引種別:買いのみ, ポジション:1) <= 数値(値:〇)」をANDで追加)
5. 利確ロジック(単ポジと複数ポジで条件を変える)
ご希望:
これは「損益」+「ポジション数」で分岐できます。
ここでは「買いポジション」の例を示します(売りも同様に作成)。
5-1. 単ポジ時の利確(買い)
5-2. 複数ポジ時の利確(買い)
※ 売り側も同様に、「取引種別:売りのみ」で条件をコピーして作成します。
6. 片側合計損切りの設定
ご希望:
これは「損益(pipsで計算)」をマイナス方向の閾値と比較して実装します。
買い側の損切り例
売り側の損切り例
ここで、
7. 「完全再現したい場合」の補足(MQLでの拡張)
どうしても
という"値動きの履歴を追うロジック"を実装したい場合は、
EAつくーるで、できる範囲(移動平均乖離での初回エントリー、損益ベースの利確・損切など)を作成
生成されたmq5ファイルをMetaEditorで開き、
などを自前で管理するコードを追記
という流れになります。
ただし、これは中級~上級者向けの作業になりますので、
まずは本回答のようにEAつくーるだけで組める簡略版(乖離率+ナンピン or 高値/安値ブレイクのみ)で動きを確認し、
その後に必要であればMQLでの拡張を検討する形が現実的です。