トレーリングストップその他。

2025/12/05 20:54
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● ドル円100円の時に、指値40P、逆指値10P,トレーリングストップ10Pとした場合、一気に順行した場合、逆指値は100円、100.1円、100.2円100.3円と切り上がり、100.4で売り、100.4に届かずに逆行したら、100.3で損切になりますか?
最初のトレーリングストップで、100.1円に切り上がった後は、100.11,100.12などのように、切り上げの単位を変える設定は可能ですか?

● 建値ストップは、エントリーの時に、ロスカットを設定せずに、後からロスカットの設定を付け足すという事ですか?
● 取引条件の損益とは、現在の評価益評価損の事ですか? 実益実損の事ですか? 両方合わせたものですか?

● インストール版は、販売終了したのですか? 購入済みの物は使用できますか?

コメント

青春
2025/12/05 21:59

両建てエントリーの時に、損益をエントリー条件に加えると、両建てエントリーにならず、片方しかエントリーしません。

青春
2025/12/06 19:37

ドテン機能は、指値・逆指値・TSなども対象となりますか?

GogoJungle
2025/12/08 19:52

いつもお世話になっております。

まず、前回までの「両建て+損益条件」「ドテン機能」のご質問も踏まえつつ、今回の4点について順に整理してお答えします。


● ドル円100円・指値40P・逆指値10P・トレーリングストップ10P の動きについて

前提として、以下のような買いポジションを想定します。

  • エントリー価格:100.00(買い)
  • 損切り:10pips → 99.90
  • 利食い:40pips → 100.40
  • オプション:「トレーリングストップ(固定幅)」(間隔:10pips)

EAつくーるの「トレーリングストップ(固定幅)」は、
「現在の価格とストップロスの差が“間隔”以上になったら、ストップロスを“現在価格−間隔”の位置まで切り上げる」
という動きをします(買いの場合)。

この例だと概ね次のような動きになります。

  1. エントリー直後

    • 価格:100.00
    • SL:99.90
  2. 価格が 100.10 まで上昇

    • 価格とSLの差:20pips(間隔10pips以上)
    • 新しいSL:100.10 − 0.10 = 100.00
  3. 価格が 100.20 まで上昇

    • 新しいSL:100.20 − 0.10 = 100.10
  4. 価格が 100.30 まで上昇

    • 新しいSL:100.30 − 0.10 = 100.20

その後、100.40 の利食いに届かずに反落して
100.20 のストップロスにタッチしたら、そこで決済されます。

ご質問文の
「100.4に届かずに逆行したら、100.3で損切になりますか?」
については、イメージとしては「最後に切り上がったストップロスの位置で決済される」という理解でほぼ合っていますが、実際には

  • 価格がどこまで伸びたか(100.32で反転なのか、100.37で反転なのか等)
  • ブローカーの小数点桁数やスプレッド

によって、最終的なSL位置は 100.20〜100.30 付近のいずれかになります。
「順行するたびにストップが10pipsずつ切り上がり、反転したら一番最後のストップ位置で損切りされる」と考えていただくと良いです。

なお、「最初のトレーリングで100.10円に切り上がった後は、100.11, 100.12 のように細かく刻んで切り上げる」ような設定は、EAつくーるの標準機能ではできません。

  • オプション「トレーリングストップ(固定幅)」では、
    「間隔(pips)」を1つだけ指定する仕様です。
  • 途中から自動的に「10pips → 1pips」に細かくする、
    といった可変ステップのトレーリングはできません。

こうした「前半は広く・後半は細かく」といった複雑なトレールを行いたい場合は、

  • ATRトレーリング(相場のボラティリティに合わせる)を使って近い動きを狙う
  • ある程度ロジックをEAつくーるで作成した上で、出力されたMQLコードを手動でカスタマイズする

といった方法が必要になります。


● 建値ストップとは何か(ロスカットを後から付け足すイメージ?)

オプションの「建値ストップ」は、

  • エントリー後、指定したpips分だけ含み益が出たら
  • ストップロスを「エントリー価格(=建値)」まで自動で移動する(+必要なら補正値を加える)

という機能です。

仕様上は「エントリー時にロスカットを付けていない場合に、後からロスカットを追加する」こともできますし、

  • 最初から基本項目で損切り(例:10pips)を入れておく
  • 一定の含み益(例:+20pips)になったら建値ストップが発動し、
    SLが「建値(または建値+補正値)」に移動する

という使い方も可能です。

EAつくーるの画面上では:

  • 「オプション」→「建値ストップ」にチェック
  • 「間隔」:建値ストップを発動させたい利益幅(pips)
  • 「補正値」:建値より有利な位置に動かしたい場合(例:+2pips など)

のように設定します。

ですので、「あとから手動でロスカットを付け足す」というよりは
「EAが、自動で建値(+補正値)にロスカットを移動してくれる機能」
と考えていただくのが正確です。


● 取引条件の「損益」とは何を指すか

取引条件の左辺・右辺に設定できる項目の中に「損益」がありますが、
これは次のような意味になります。(GogoJungle LABO)

  • 「口座全体の損益を使用」
    → 現在保有している全ポジションの評価損益の合計
  • 「特定ポジションの損益を使用」
    → 指定したポジション番号(マジック番号)の現在の評価損益の合計

ここでの「損益」はあくまで「現在保有中のポジションの損益合計」です。

  • 現在の評価損益(含み益・含み損)が対象
  • 過去に確定した実現損益は含みません
  • 入出金などの残高変動も含みません

というイメージです。
(スワップを条件に含めたい場合は、MQLコード側での追記が必要になります。)

前回のご質問で
「両建てエントリーの時に、損益をエントリー条件に加えると片方しか入らない」
という症状があったとのことですが、この仕様が影響している可能性が高いです。

例えば、

  • 買いエントリー条件

    • A(テクニカル条件)
    • 損益 >= 0
  • 売りエントリー条件

    • B(別のテクニカル条件)
    • 損益 >= 0

のように「損益 >= 0」をどちらのエントリーにも入れていると、

  1. 先にどちらか一方(例:買い)が約定する
  2. その時点で口座全体の損益が少しでもマイナスになっていれば
    「損益 >= 0」が成立せず、もう一方(売り)の条件が通らない

といったことが起こり得ます。

両建てで「同時に」エントリーさせたい場合は、

  • エントリー条件から「損益」を外す
  • 「損益」は決済条件側だけに使う(例:両建て全体で○pips以上の利益になったら決済)

という構成をおすすめします。


● インストール版(ダウンロード版)は販売終了?購入済みは使えるか

現状の状況を整理すると、次のようになります。(GogoJungle LABO)

  • EAつくーるの主力は「Web版」です(MT4/MT5両対応)。

  • インストール版(ダウンロード版)は

    • MQL4のみ対応
    • すでに「サポート終了」と案内されています。
  • ただし、過去に購入されている場合は

    • GogoJungleのマイページ → 「利用する」→「デジタルコンテンツ」
      からダウンロードして利用すること自体は可能
    • ただし新機能の追加や不具合修正などのアップデートは基本的に行われません。

したがって、

  • 新規でこれから使う・MT5用EAも作りたい
    → Web版の利用が推奨
  • すでにインストール版をお持ち
    → Windows環境+MT4用EA限定であれば、引き続き利用可能
    (ただしサポート対象外・今後のMT4やOSのアップデートとの相性に注意)

というイメージになります。


● 前回の「ドテン機能は指値・逆指値・TSなども対象?」について補足

EAつくーるの「ドテン機能」は、仕様としては次のような動きです。(GogoJungle LABO)

  • 「保有中のポジション」と反対方向のエントリー条件が成立したとき
  • 現在のポジションを決済して
  • すぐに反対方向へ新規エントリー(=ドテン)

ここでポイントになるのは

  • トレーリングストップや建値ストップなどの「オプション」は
    「保有しているポジションに対してストップロスを動かす機能」であり、
  • ドテン機能は「決済タイミングそのものを“反対シグナル”で発火させる機能」

という役割分担になっている点です。

つまり:

  • 保有中のポジションに

    • 基本項目のSL/TP
    • オプションのトレーリングストップ/建値ストップ
      を設定していても、
  • 反対方向のエントリー条件が成立した瞬間にドテンが発動すれば

    • その時点で「成行決済 → 反対方向の成行エントリー」が優先される

という動きになります。

(Web版EAつくーるでは、MT4/MT5の「未約定の逆指値注文」を直接出す機能はありませんので、「ドテンで保留中の逆指値注文をどう扱うか」という問題は基本的には発生しません。)


以上が今回のご質問への回答となります。
特に「損益」の意味と、「トレーリングストップの間隔は1種類のみ」という点を押さえていただけると、前回までの挙動も整理しやすくなるはずです。

青春
2025/12/08 21:32

損益」は決済条件側だけに使う(例:両建て全体で○pips以上の利益になったら決済)

にしてみましたが、機能しないです。

青春
2025/12/08 21:39

あと、損切り設定してないのに損切になりました。レバレッジはそんなにかけてないです。

青春
2025/12/08 22:20

損益にマイナスを設定できますか?

GogoJungle
2025/12/11 20:06

損益に関するご質問が続いていますので、まず「損益にマイナスを設定できるか」を中心に、その前にいただいた「決済条件なのに動かない」「損切りしていないのに損切りになった」もあわせて整理してお答えします。


まず結論からお伝えすると、

「損益」に対してマイナス値を使った条件設定は可能です。

1. 損益にマイナス値を設定する例

取引条件の項目「損益」は、

  • 「金額で計算」
  • 「pipsで計算」

のどちらかで損益を判定しますが、どちらの場合も「数値」側にマイナスを設定できます。

例えば、

「口座全体(または特定ポジション)の含み損が -1,000円以下になったら全決済したい」

という場合は、次のようなイメージです。

損益(損益:口座全体の損益を使用, 取引種別:全て, 計算方法:金額で計算, 補正値:0)
<=
数値(値:-1000)
↓
買いポジション決済(または売りポジション決済)

pipsで管理したい場合は、

損益(損益:特定ポジションの損益を使用, ポジション:1,2, 取引種別:全て, 計算方法:pipsで計算, 補正値:0)
<=
数値(値:-30)
↓
買いポジション決済

のように、値のところに「-30」と入力していただいて大丈夫です。
(この場合、「指定したポジションの合計含み損が -30pips 以下になったら決済」という意味になります。)

ポイントは、

  • 「含み益で決済」したいとき → >= 正の値
  • 「含み損が一定以上で損切り」したいとき → <= 負の値

という形で、不等号の向きと符号を合わせることです。


2. 「損益は決済条件にしたのに機能しない」場合によくある点

すでに「損益は決済条件側だけ」にされているとのことですが、EAつくーるの仕様上、次のあたりで引っ掛かっているケースが多いです。こうなっていないかご確認ください。

  1. 「損益」の対象が意図とズレている

    • 本当は「このEAで持っている両建てだけ」を見たいのに
      損益:口座全体の損益を使用 にしている
      (別のEAや手動ポジションも含めた合計で判定されてしまう)
    • 両建てのポジション番号を指定していない
      損益:特定ポジションの損益を使用, ポジション:1,2 のように
      両建てで使っているポジション番号(マジックナンバー)を全部カンマ区切りで指定する必要があります。
  2. 「計算方法」が意図と逆になっている

    • 損益を「pips」のつもりで 数値(値:30) と入れているのに
      計算方法:金額で計算 になっている
    • またはその逆

    という場合、いつまでたっても条件が成立しないことがあります。
    「何pipsで決済したいか / 何円で決済したいか」を意識して、計算方法を揃えてください。

  3. 決済条件を「買い」「売り」両方に入れていない

    両建ての全決済を狙う場合は、例えば次のように「買い決済」と「売り決済」の両方に同じ条件を登録します。

    例:両建て全体で +20pips 以上の利益が出たら両方決済する

    損益(損益:特定ポジションの損益を使用, ポジション:1,2, 取引種別:全て, 計算方法:pipsで計算, 補正値:0)
    >=
    数値(値:20)
    ↓
    買いポジション決済
    

    同じ条件でもう一つ、

    損益(損益:特定ポジションの損益を使用, ポジション:1,2, 取引種別:全て, 計算方法:pipsで計算, 補正値:0)
    >=
    数値(値:20)
    ↓
    売りポジション決済
    

    のように、両方の「決済アクション」を用意する必要があります。

  4. 他の条件とANDで繋いでいて、その条件が成立していない

    例えば、

    損益 >= 数値(値:20)
    AND
    RSI <= 数値(値:30)
    ↓
    買いポジション決済
    

    のようになっていると、「損益が20以上」になっても、RSI条件が同時に満たされない限り決済しません。
    「損益だけで決済したい」場合は、損益の条件だけにするか、他の条件とはORで繋ぐ必要があります。

  5. オプション「取引回数制限(1回のみ)」などでEA自体が止まっている

    • 「取引回数制限(1回のみ)」がONだと、決済条件で決済された後EAが自動でチャートから削除されます。
    • その後は損益条件も含め、何も動かなくなります。

    こういったオプションが有効になっていないかも併せてご確認ください。


3. 「損切り設定していないのに損切りになった」可能性

ここは厳密には口座側やブローカーの仕様も関わるのですが、EAつくーるの設定としては、次のようなパターンが考えられます。

  1. 別のオプションが「実質的な損切り」になっている

    例えば、

    • 「トレーリングストップ(固定幅 / ATR / 高値安値 / 移動平均線)」
    • 「建値ストップ」
    • 「一定時間経過決済」
    • 「指定時刻決済」
    • 「週末取引停止(停止時刻を過ぎた新規エントリーはしないが、別途決済条件を組んでいる場合)」
    • 「ナンピン / ピラミッディング」の損切りパラメータ

    などがONになっていると、基本項目の「損切り」を0にしていても、
    実際には「価格がある位置に来たときに決済」されます。
    この結果、「損切りしていないのに、負けで決済された=損切りされたように見える」ことがあります。

  2. 別のEAや手動注文で入れたSLが動いている

    • チャート上で手動でドラッグしてストップラインを動かした
    • 他のEAが同じポジションを操作した

    といった場合も、「EAつくーるで損切りを入れていないのにSLにかかった」ように見えることがあります。

  3. 口座側のロスカット(証拠金維持率による強制決済)

    「レバレッジはそんなにかけていない」とのことですが、

    • すでに他ポジションの含み損が大きかった
    • 指標などで一時的に大きく逆行した

    といったケースでは、証拠金維持率の低下によりブローカー側のロスカットが入ることがあります。
    この場合は、ターミナルの「口座履歴」のコメント欄にブローカー独自のメッセージが入っていることが多いです。


まとめると、

  • 損益にはマイナス値を設定可能で、「<= -○○」という形で含み損による損切り条件を作れます。

  • 「決済条件なのに動かない」場合は

    • 損益の対象(口座全体 / 特定ポジション)
    • 計算方法(pips / 金額)
    • 決済アクションを「買い」「売り」両方に入れているか
    • 他の条件とのAND/ORの組み合わせ
      を重点的に見直すと原因が見つかりやすいです。
  • 「損切りしていないのに損切りされた」ように見える場合は、
    トレーリング系や建値ストップ・ナンピン等のオプション、他EA・ロスカットなどが動いていないかを確認していただくとよいかと思います。

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